Idol



原 真祐美




歌手名 ......素敵なレトリック
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当時、自分の中ですごく気になる存在だった原真祐美。
北海道出身で、第一プロ所属、レコード会社はコロンビアである。
あの頃は、年上の綺麗なお姉さんのような、大人っぽいイメージだった。
でも、今はかわいらしく、儚いイメージに感じる。
歌は上手くない、しかも歌が大人っぽい歌が多く、アンバランスである。
そこに、彼女の魅力があると思う。
シングル8枚を世に送り込んでいるが、名を残すには至っていない。

楽曲は失恋の曲が多く、明るい歌は1曲だけである。
ここまで暗ければ、売れようがない。第一プロって老舗なだけと思う。
最後の2曲はTVで歌ったのだろうか、かなり疑問。

特に活躍も無く、てんてん娘というどうしょもない主演ドラマくらい。
主演ドラマがあるということ自体、おどろきであるが。
特筆すべきは金曜日の妻たちへ PartV で、篠ひろ子に恋するレズ役
で出てたことくらいである。役柄のイメージも手伝って、かなりブス。
結局は脱いだらしいが、これもダメ、良くある売れないアイドルの末路。
シングルの枚数が多いのは、第一プロ+コロンビアという、
ドライに割り切らない組み合わせだったからだろう。
今は、実家の工務店で、手伝いをしているらしい。
写真はアルバムVert Clair。
この中で大貫妙子の黒のクレールをカバーしている。

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SINGLES 原 真祐美 ......素敵なレトリック
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作詞:友井久美子
作曲:都倉俊一
編曲:都倉俊一
少女が大人への階段を登るというよくある歌詞。
しかし、物語も重いし、音も重い。
デビュー曲がこれじゃ、売れないのは当然。
原真祐美のもつ雰囲気も、明るさが無いのは歌のせい?
82年組が市場を完全に分けあったので、83年組は
正直かわいそうである。
この儚さは、年上から見れば理解できる出あろうが、
当時の購買層が中学生〜大学生であったことを考えれば
かなり無理な売り出しである。
作詞:天野滋
作曲:天野滋
編曲:松井忠重
聴きようによっては、不倫の歌にも聞こえなくない。
新人賞レースのノミネートはいつもこの曲であった。
だから、森尾由美とか岩井小百合ならんでしまうと、
アイドルではなく歌謡曲といった別物に見えた。
衣装も黒で、シルクハットのような帽子をかぶっていた。
でも、彼女の危うい歌唱力とは、合っていたように思う。
そういえば、彼女が歌っているところは、緊張感が
伝わってきて、かわいらしくみえる。
作詞:三浦徳子
作曲:小杉保夫
編曲:萩田光雄
何でこの曲でデビューしなかったのであろう?
名曲である。メロウな歌詞だが、ホーンセッションとか、
キャッチーなサビとか、曲調は明るめ。
自分の中では、ベスト10間違いない。

かわいそうなことに、この歌の衣装は、「恋人なんて」の
衣装を使いまわしだった。
明るめの曲なのに、黒の衣装。売れない現実はつらいものだ。

原真祐美の代表曲はこの曲であろう。
題名や歌手名がわからなくても記憶に残っている人は、
意外に多い。
作詞:三浦徳子
作曲:林哲司
編曲:鷺巣詩郎
林哲司の曲は、後に残らない曲が多いと思う。
路線としては、Bye Bye Septemberの続編のようだが、
この曲は、印象が残らない曲だ。
林哲司の曲は、コーラスのかぶせ方がみんな同じに
聞こえるのは自分だけかな。
この時の衣装は、運動着のような、へんな衣装だった。。
ジャケ写も、今ひとつだと思う。
作詞:庄野真代
作曲:小泉まさみ
編曲:萩田光雄
庄野真代、小泉まさみ夫妻の作品。
自分は、小泉まさみという人の作品を知らない。
この曲だけで考えれば、70年代チックである。

正直に言って、楽曲に恵まれていない感じは否めない。

ジャケ写は、一番かわいく映っていると思う。
原真祐美って、扱いづらい素材なのかもしれない。
作詞:三浦徳子
作曲:小杉保夫
編曲:佐久間正英
初めて、恋が成就する歌を歌わせてもらえた。
5曲も失恋っぽい歌が続けば、余程のファン以外は、
離れていったはずである。選択肢は他に沢山いたし。

駆けるようなリズムで、音も80年代の新しさがあった。
2年目のショーレースはこの曲で参加していた。
日焼けをして、髪型もサーファー風にして、がんぱった。
ここでも、衣装は黒を基調としたものだった、解せない。
でも、いい曲だと思う。
コーラスの2・(トゥー)3(スリー)・4(フォー)はいい感じ。
もっと早く歌わせてあげたかった1曲。
作詞:秋元康
作曲:小杉保夫
編曲:笹路正徳
せっかく6曲目もいい曲だったのにと思う。
はっきり言って、ペルシャなんて、アイドルの
曲の題材には不向きでしょう。
どちらかというば抒景詩である歌詞は、あまり
インパクトが無く、どうでもいい歌になってしまう。
こう言う曲はジュディー・オングさんが適任だ。
作詞:秋元康
作曲:木戸やすひろ
編曲:山川恵津子
ラストシングル。
ドラマのエンディングに使いそうな歌である。
「歌手、原真祐美」のドラマのエンディングの曲
になってしまった。

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