MOVIE | 歌手名 | ......素敵なレトリック | ...... |
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パンジー パンジーとは、北原佐和子・眞鍋ちえみ・三井比佐子の3人で結成された オスカープロモーション所属のユニットである。 別名女たのきん≠標榜していた。 だか、3人が揃って残した作品はこの映画「夏の秘密」だけである。 TVドラマには数本出演しているが・・・ 主題歌も、映画の最後に流れるものは3人で歌っているのだが、 レコードは眞鍋ちえみのシングルとしてだけである。 どう考えても、パンジーというユニットは単なる宛がいぶちで、 明確な戦略があったとは、とても思えない。 単なる宣伝のためにユニットの形を採っただけだろう。 そこが、B級としての魅力の一助となっているのは間違いない。 この映画「夏の秘密」は、青春ものとサスペンスを組み合わせた、 一言で言えば、どうでもいい話である。 3人の演技は、まさにアイドル映画のそれであり、正統派アイドル映画。 出演者も、いわゆる大物は若山富三郎くらいで、あとは、松尾嘉代・ 丘みつこ・阿藤海クラスである。はっきり言ってお安い映画である。 今なら、話題となるであろうビートたけしの出演も、当時はただの漫才師 配役のスパイスに過ぎない。 役柄は佐和子がバイトしているラーメン屋の亭主で中国人役である。 映画の始まりの15分くらいは、3人のプロモビデオみたいである。 意味不明なパンジーコール≠ニいい、次々と3人のデビュー曲が 流れたり、映画とは別なものがオープニングに15分近く流れるのだ。 ここに、オスカーVS松竹の力関係が現れている。 個人的な関心は、木原光知子の出演である。 水泳部の顧問役で出演、どう考えても眞鍋ちえみ狙いであろう。 オスカーも思い切ったものである。 資料は赤木図書館より寄贈されました。 |
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SINGLES | 北原佐和子 | ......素敵なレトリック | ...... |
作詞:堀川マリ 作曲:梅垣達志 編曲:梅垣達志 |
北原佐和子の記念すべきデビュー曲であるこの曲は パンジー最大のセールスを記録する。 私の記憶に間違いが無ければ、ザ・ベストテンで20位以内にランクされた はずであり、まずまずの出足であった。 歌詞はおそらくクラスメイトであろう友達の男の子に恋心を抱いた時の 女の子の心境を歌う、オーソドックスな曲である。 当時、制服のCMのタイアップがついていた様な気がするが定かではない。 どうでもいいことだが、レコードはイエローのカラーレコードである。 |
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作詞:岡田冨美子 作曲:タケカワユキヒデ 編曲:後藤次利 |
これは、北原佐和子最大の迷盤である。 個人的には北原佐和子の代表曲だ。 1stでは、ぼやけていた歌唱力が、決定的に暴露された1曲である。 もはや、浅田美代子の再来とも言うべき、驚きな歌唱力。 この1曲で、佐和子のとりこになってしまったのだ。 佐和子の持つ馬鹿っぽさと、曲の中身の無さもベストマッチ。 ぜひ、テレビの生歌で楽しみたい逸品である。 |
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作詞:有川正沙子 作曲:川口真 編曲:萩田光雄 |
この歌はアイドル歌謡として、名曲かもしれない。 初めてラジオで聞いたときに、絶対売れると思った名曲だった。 結果は散々たるものであったことは、事実であるが。 途中で転調するところなどは、絶妙であろう。 「背伸びして大人への階段を上る」感じが、ちょうど良い。 アレンジの萩田光雄は、個人的に好きな曲を手がけている。 イントロの鐘の音がシンデレラに仕立て上げるツボであろう。 |
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作詞:売野雅勇 作曲:芹澤廣明 編曲:萩田光雄 |
「初めはゾクッ。二度目でヒヤリ。三度目からは切なくニヤリ」 レコジャケには、このように書いてあるのだが、全然ウソである。 かなり背伸びしすぎで、曲調も暗めで、売れるとは思えない。 「モナリザだわ、年頃は」って何???? 味があると言えば言えなくも無いが、アイドルを脱皮しようという タイミングの歌ではないであろうか。 アイドルにとって冬のリリースは難しいものである。 |
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作詞:岩里祐穂 作曲:岩里未央 編曲:大谷和夫 |
歌の出来映えは、かなり良いのではないでしょうか? ただ、致命的なのは、夏の歌なのに失恋の歌なのである。 こういう歌があっても良いとは思うのだが、絶大なる人気の アイドル、たとえば中森明菜クラスでなければ、セールスは成り立たない。 前曲とこの曲で、他のアイドルとの差別化を図ろうとしたのか? 競争熾烈な82年組の中では、非常に中途半端な位置づけである。 |
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作詞:岩里祐穂 作曲:岩里未央 編曲:大谷和夫 |
もはや、6曲目ともなると、どうでもいい歌である。 歌にも縮小傾向が見られる。 アップテンポだが、あまりとらえどころが無い。 題名も「ガラスの世代」なんて、かなり抽象的な気がする。 どうでも良い1枚。 |
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作詞:大滝詠一 作曲:大滝詠一 編曲:萩田光雄 |
あの大滝先生の名曲を歌唱力ゼロの佐和子が歌っている。すごい一枚。 大滝詠一といえば、なぜだか知らないけど、超一流扱い。 書いた作品全てが、ベタ褒めされる。コレクターも多いらしい。 この曲も、市場でも結構高かったりする。 ただ、大滝詠一としても、この事実はもみ消したいのではなかろうか? このあと、森岡祥子、ラッツ&スターがカバーしているが、 ラッツの時に、北原佐和子がカバーしていたことなど、話題にすら ならなかった。微塵も。 そういえば、前曲まで、レコジャケは豪華3つ折である。 しかし、この曲では2つ折になってしまっていた。 |
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作詞:A. TESTA 訳詩:漣健児 作曲:P. SOFFICI 編曲:萩田光雄 |
とうとう、絶対売れないなんの特徴も無いミディアムテンポに スローテンポというべきかも。 コメントできない。一応洋物のカバーである。 |
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作詞:山川啓介 作曲:岸正之 編曲:萩田光雄 |
もう、どうでもいい曲。コメントできない。 レコジャケも正方形になり、さすがに売れないテイチクも 見限ってきたのであろう。 |
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日本語詞:遠藤幸三 作曲:外人 編曲:岡田徹 |
変わったイントロである。 曲も変わっている。 洋物のカバーである。でも、もはやコメントできるものではない。 |
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SINGLES | 眞鍋ちえみ | ......素敵なレトリック | |
作詞:阿久悠 作曲:細野晴臣 編曲:細野晴臣 |
眞鍋ちえみ自身にとって、この細野のイタズラは、迷惑であっただろう。 この細野の遊びについていける人は、果たして何人いるのであろうか、多分ほんの数人の音楽オタクだけであるはずだ。 3人いれば、それぞれ個性を出さなければならないから、誰かがハズレくじを引くことになる。 当然のことながら、ルックスで個性的な眞鍋ちえみが楽曲で見事に当選だったわけで、 致し方ないのであろう。 ==資料提供 : 赤木資料館== |
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作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲:清水信之 |
セカンドシングルは、加藤和彦の世界。 賛否両論、好き嫌いがかなりはっきりするであろう、加藤和彦作品は、ある意味秀作なのかもしれない。 独特の味を持っている作家の一人だとおもう。自分の中では、まあまあな一曲だが。 岩崎良美のドキドキ旅行くらい歌いあげて欲しいと感じる。 多分、パンジー3人の中で、ちえみが一番歌がうまいと思わせる一枚。 ==資料提供 : 赤木資料館== |
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作詞:阿久悠 作曲:細野晴臣 編曲:岡田徹 |
眞鍋ちえみ3枚目のシングルである。とにかくいい曲だとおもう。自分のベスト10に入る一品。 疲れた時は、この曲をきいている私である。 この歌は、パンジーの主演映画のテーマにもかかわらず、テレビでの露出が少なかったとおもう。 実際は、アップルシティー500でしか見たことが無い。ビデオで改めてみると、眞鍋ちえみも歌が下手である。 この歌は、最もCD化されて欲しい曲No.1だ。 |
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SINGLES | 三井比佐子 | ......素敵なレトリック | |
作詞:高平哲郎 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀 |
実は、この曲も、心のベスト10に入る名曲。歌・衣装・振り、3拍子そろったトータルコーディネイト。 うしろのメイツも超イケだった。チアガールサウンドなんて書いてあったし、ある本に。 イントロのドラム〜ギター〜コーラスの16小節で、西海岸の雰囲気が出来上がってしまう名曲。 実は、私はチャコが一番好きである。とにかくベタで歌が下手、正々堂々と下手なところがたまらない。 しかも、歌ってるときにアップアップな感じに、心を奪われる。 この世のNo.1は、川田あつこか三井比佐子でしょう。 そんなチャコちゃん、自分の知る限りでは、VAPレコード最初のアーティストだと思う。 そうであって欲しいと願ってる。 ==資料提供 : 赤木資料館== |
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作詞:高平哲郎 作曲:筒美京平 編曲:船山基紀 |
チャコちゃんのラストシングル。そう、たった2枚しか世に送り出してない。 この曲も前作同様の作家で、同じチアガールサウンドである。 つまり、前作は好評だったから、同じ流れを汲んだと思うのは、 ファンならではの、贔屓目なのだろうか。ジャケ写は、どうかと思う作品である。 途中で救急車のサイレンとか入っているが、あまり効果を感じない。 |